「この道」犬童 一心(監督) x 香瑠鼓(振付)

「にほんのうた」移動上映会で一番多く上映しているのが「この道」だ。それには理由がある。この作品の持つメッセージが一番ストレートに「にほんのうた実行委員会」の行っている活動の意思表示をしてくれている、と思っているからだ。まず「歌」があって、それを歌った「曲」がある。「曲」から企画が生まれ、「曲」と企画から「踊り」が出来る。そのすべてを、今生きている人たちへ届けるためにショートムービーを作って、みせる。ぼくらは、「にほんのうた」を次世代へ繋げるために移動上映会をしているのだ。もちろん「この道」には、そういう説教臭いメッセージ以外にも、色々な要素が入っている。でも、他の作品よりも強い純度で「この道」には、「歌を残す」ことが表現されている。犬童監督もインタビューで語っているが、DVDで見た人たちはもちろん、上映会で始めて見た人たちにも何回も見てほしい。改めてこの歌詞を覚えて欲しい。そして、香瑠鼓さんの振り付けを一緒に踊ってもらいたい。自分の体で、この踊りを踊ると曲をちゃんと体で感じ取れるはずだ。体で感じた歌は、きっと未来に残る。ミュージックビデオでもない、ショートストーリーでもない、「この道」という映像。これが何故出来たのか?企画を作り上げた二人に話を訊いた。(インタビュー:佐藤啓 / 構成・文:森坂真志人)